• 検索結果がありません。

第44図 図版43

ドキュメント内 浦添市文化財調査報告書 | 浦添市 (ページ 107-114)

第44図 図版43 第43図 図版43

寸法は、ボージャー形・甕形は、蓋が上から外径/内径/器高/体部高、身が上から口径/胴径/底径/器高の数値を記している。

家形・御殿形は、蓋が上から縁部(長辺×短辺)/器高、身が上から口縁部(長辺×短辺)/底部(長辺×短辺)/器高の計測値を記している。

第 23 表 - 2 14 号墓蔵骨器の観察一覧表

第 43 図 14 号墓 蔵骨器(1)

220

218

217

224 223

222 221

225

226 216

215

214 213

S=1/8

30cm

0

S=1/3 10cm

0 図版 42 14 号墓 出土遺物

S=1/8

30cm

0

第 44 図 14 号墓 蔵骨器(2)

第 45 図 14 号墓 出土遺物 228

227

233- 見込

232 231

230

233

233- 高台

219

216

215

218

217

214 213

224 223

222 221 220

228

227

225

229

232 231

219- 銘書

図版 43 14 号墓 蔵骨器

230

226

第 11 節 17 号墓

 墓は、調査区中央付近の丘陵尾根が西側に向かって扇状に広がる緩斜面の途中に所在しており、該 墓の庭囲いと 12 ~ 14 号墓は同一斜面の南北に造られていた。墓の規模や構築方法は 1・2 号墓と ほぼ同じだが、墓庭へ至る参道が長く造られている。調査時には、墓口の半分位まで埋土堆積してい たが、墓口は開いており、参道入口側に遺骨の入っていない 11 点の蔵骨器が置かれていた。状況から、

遺骨のみを移転して廃棄された墓と判断された。

 墓口の寸法は、幅 0.6 m、高さ 0.9 m、羨道の長さは 1.1 mで、墓口の方位は北西(N34°W)を向く。

墓口の造り方が特徴的で、羨道の上部及び両側壁の途中を断面L字形に成形している。類例からする と板石による墓口閉塞となる事例であるが、周辺からは香炉石も含め未発見で、且つ、墓口下部に石 灰岩の積石が 2 段残る状況からすると、積石閉塞の可能性が高いものと考えられた。

 墓室は、棚(コ字状+1段)と汁ヒラシからなり、類型の 6 類 b に分類される。平面形は正方形 で、幅と奥行きは 2.2m、高さは 1.8 mを測る。汁ヒラシにやや埋土が堆積している。正面 1 番棚と 2 番棚の縁部が崩れている。特に 1 番棚の縁部は大きく崩れており、修復に使用したとみられるニー ビ石が汁ヒラシで確認された。

 次に、墓庭についてみると、基盤砂岩層を成形して構築した土手状の庭囲いがあり、東側の庭囲 いの途中には脇墓(17-2 号墓)が造られている。墓庭入口は北東側に造られ、東側の庭囲いと参道 は一連のものとして成形されている。墓庭の寸法は 4.4 m× 3.0 mで、参道は長さ 6.0 m、幅 1.0 m を測る。脇墓の寸法は幅 0.6 m、奥行き 1.6 m、残存部の高さ 1.0 mを測る。楕円状の平面形から類 型の 1 類 d が想定される。油甕を転用した蔵骨器が 1 点検出されたが、骨の残存状態は不良で判然 としない。また、墓庭入口近くでは土坑が 4 基確認されており、2 基の土坑内で遺物が検出された。

土坑1で瓶子、小杯、煙管(第 48 図 256・258・265・268・269)が、土坑 3 で水注、小碗、瓶、

ガラス瓶(第 48 図 260 ~ 264・266・267)が出土した。

 墓の造営年代を明らかにすることはできなかったが、蔵骨器の銘書の古い年代は「道光 11 年(1831 年)」で、新しいものは「明治 45 年」が確認されており、1912 年までは墓が機能していたことが窺える。

図版 44 17 号墓の位置

第 46 図 17 号墓 平・断面

S=1/80

3m 0

土坑1 土坑2

土坑3 土坑4

< 墓室横断面図 >

< 平面図 >

<縦断面図>

EL=106.800 m

EL=106.800m

EL=106.800 m

EL=106.800 m

<17-2 号墓横断面図 >

<17-2 号墓縦断面図 >

17-2 号墓

図版 45 17 号墓 1段目左:除草後 右:埋土除去後

2段目左:墓口の検出後 右:墓室内検出後

3段目左:墓庭土坑検出状況 右:土坑3 遺物出土状況

 (蓋)①つまみ ②文様等 ③調整痕他  (身)①正面示形 ②文様等 ③調整痕他

234

マンガン釉甕形(蓋)

30.0 23.1 15.5 12.0

①有孔宝珠。つまみ台2段。各段凹1。

②鍔3.0cm。かえり4mm。

③外面:水挽き、体上部回転ヘラ削り、

体下部回転横ナデ。内面:水挽き。

…向承謙喜納 親雲上朝…/…

年■酉九月廿 六月御洗骨/…

向■…納親雲 上朝…

墓庭

235

マンガン釉甕形(身) 28.2 36.5 23.3 53.2

①屋門:唐破風形貼付。

②横帯凹2・凸1・凸3・凸3。肩部:沈線 波状文3段。胴部:貼付蓮華文(茎は沈 線)。腰部:沈線波状文。底面孔:半月 形7個。屋門内に銘書有り。

③外面:器面全体にナデ、胴下部回転 ヘラ削り、内面:水挽き。

…承謙喜納親 雲上/…安道光 二十一年/…■

■■■廿六日/

洗骨

洗骨:1841 墓庭

236

マンガン釉甕形(身) 14.6 14.6 11.2 30.0

①屋門:無し。

②横帯全て無し。胴部:2条1組の沈線 波状文4段。底面孔:円形3個。底部に 重ね焼き痕(トチン痕)。

③外面:器面全体に回転横ナデ、胴下 部ヘラ削り。内面:水挽き。

墓庭

237

マンガン釉甕形(身) 21.5 21.9 15.6 38.3

①屋門:無し。

②横帯凹1・凹1・凹2・凹2。胴部:5条1 組の沈線波状文3段。底面孔:円形9 個。

③外面:器面全体に回転横ナデ。内面:

水挽き。

墓庭

238

(油甕 身)転用・壺

11.3 14.5 9.9 16.2

②縦耳4個を肩部に貼付。

③外面:器面全体にナデ。内面:水挽 き。

墓庭

239

マンガン釉甕形(身) 28.3 .35.0 20.7 70.0

①屋門:アーチ形貼付。

②横帯凹2・凸1・凸3・凹3。肩部:沈線 葉文2段。胴部:沈線蓮華文。腰部:沈 線波状文2段。底面孔:円形7個。

③外面:器面全体にナデ、胴下部回転 横ナデ。内面:水挽き。

墓庭

240

マンガン釉甕形(身) 28.0 31.0 17.6 56.1

①屋門:アーチ形貼付。

②横帯凹2・凹2・凹3・凹3。肩部:沈線 葉文。胴部:沈線蓮華文。腰部:沈線波 状文2条1組2段。底面孔:半月形11個。

脚付3個。

③外面:器面全体にナデ、胴下部回転 横ナデ。内面:水挽き。

墓庭

241

マンガン釉甕形(身) 32.5 36.0 23.5 70.2

①屋門:アーチ形貼付。

②横帯凹2・凸1・凹3・凹3。肩部:沈線 葉文。胴部:沈線蓮華文。腰部:沈線波 状文3段。底面孔:円形13個。底部立ち 上がりに穿孔6個。

③外面:器面全体にナデ、胴下部回転 横ナデ。内面:水挽き。

墓庭

242

マンガン釉甕形(身) 27.7 32.6 20.5 55.0

①屋門:アーチ形貼付。

②横帯凹3・凸1・凹6・凹3。肩部:沈線 葉文。胴部:沈線蓮華文。腰部:沈線波 状文2段。底面孔:円形9個。

③外面:器面全体にナデ。内面:水挽 き。

墓庭

243

マンガン釉甕形(身) 29.5 35.8 22.5 53.4

①屋門:唐破風形貼付。

②横帯凹2・凸1・凸3・凸3。肩部:沈線 波状文2段。胴部:貼付蓮華文(茎は沈 線)。胴部背面:沈線葉文。腰部:沈線 波状文2段。底面孔:円形7個。

③外面:器面全体にナデ、胴下部回転 ヘラ削り。内面:水挽き。

墓庭

244

マンガン釉甕形(蓋)

17.2 10.5 06.9 06.3

①つまみ無し。つまみ台1段。

②鍔2.5cm。かえり無し。

③外面:水挽き、回転ヘラ削り。内面:

水挽き。

墓庭

ドキュメント内 浦添市文化財調査報告書 | 浦添市 (ページ 107-114)